:: 大丈夫のはずだ
二日前からの続き。電気(温水器)トラブルのこと。
ジェットオヤジがまた遅刻した。
あまりにも遅いので、問い合わせの電話を掛けようと決意した──まさにその時、奴は現れた。
ジェットオヤジ「他の仕事(うちのマンションの他の仕事)があったンで朝早くから来ては居たンですけど……。夕方までいらっしゃると聞いていたンで、朝早いと迷惑かな、と思いまして……」
「9時頃」確かそう約束したのに、13時42分に現れて──
アナタを気遣っちゃったのォ〜、てへ。
はないだろ。
全く全く全く。
すいませんも言わないンだから、大したもンだ。うん。
偉いぞ、ジェットオヤジ、ジェット篠原。
工事開始。
いきなり、温水器室の壁に穴を空け始めるジェットオヤジ。
おい、どういうことだよ。
オレ「配線、どうなってるか分かったンですか?」
ジェットオヤジ「このマンションの図面(配管の?)が残っていないそうなンですよ……」
おい、オヤジ。お前はいつから生き方を変えたンだ? 昨日の原人ライクなお前のポリシーはどうなったンだ?
ブレイカーを外して完全停電にして、「電線をグイッと引っ張って確かめますから」
そんなお前は、何処に行ってしまったンだ?
ジェットオヤジ「おそらくですねえ、ユニットバスの下を通してると思うンですよ」
あなたのその推理、今初めて聞きました。
ジェットオヤジ「お風呂場を壊して、その下から線だけ取るっていうのも、大事(おおごと)ですからねえ(ニッコリ)」
「おそらく」じゃねーな。オレは、この時確信した。コイツが遅刻をしたのも、オーナーとイタチ会議をしたからだと。じゃなければ昨日──原始的とはいえ、あれほど慎重に電線の配線状況を確かめようとしていたこのオヤジが、「オーナーさんと相談してから、どういう工事をするか決めますから」そう言っていたこのオヤジが、いきなり壁に穴を空ける訳がない。
うちが原因でないと分かった以上、
大事になったら損するのオーナーさんだもンね。
結局。
配水管の上に配線管(これを通す為に穴を空けた。ブレイカーから直接温水器に繋げる電線が通っているもの)が増えて、工事は終わった。
いや〜でもしかし。
今まで使っていた電線、
そのままの状態で残して、短く切っただけで大丈夫なのか?
どう思ったところでオレがどうにか出来る訳ではないので、とりあえず、気にしないことにした。
終ってよかったァ……。

